鳩山町役場 町民健康課
所在地・基本情報
鳩山町民健康課は、埼玉県比企郡鳩山町大字大豆戸にある町役場内に設置された保健・福祉部門の一つです。町役場の所在地は〒350-0392 埼玉県比企郡鳩山町大字大豆戸184番地16で、電話番号は049-296-5891となっています。この町民健康課の業務は町民健康課保健センター(所在地:大豆戸183番地1)と連携して行われており、町民健康課保健センターでは主に母子保健や健康増進に関する業務を担っています。
主な業務内容
町民健康課では、町民の健康づくりに関する各種事業を企画・推進しています。保健センターの健康増進担当では、健康診査・特定健診の実施や生活習慣病予防、各種予防接種、精神保健、栄養指導、感染症対策、救急医療対策など幅広く取り組んでいます。また、母子保健担当では妊産婦の健康管理や乳幼児健診、歯科・栄養相談、子ども家庭センターの運営、児童虐待の防止対策など、子育て世代を中心とした保健支援を行っています。さらに、がん検診を含む定期健診の案内や実施を通じて、病気の早期発見・予防にも力を入れています。
支援制度・健康増進活動の例
町民健康課では具体的な支援制度や健康増進施策を数多く実施しています。妊産婦・乳幼児向けには、新たに令和6年度から助産師の支援による「産後ケア事業」を開始し、出産直後の母子をきめ細かくサポートしています。また、乳児の1か月健診費用については上限6,000円まで助成する制度があります。さらに、町独自の「出産応援ギフト」「子育て応援ギフト」制度では、妊娠届や出生届の際に条件を満たすとそれぞれ5万円が給付され、子育て家庭の経済的負担軽減を図っています。
一方、高齢者支援や予防接種では、65歳以上を対象としたインフルエンザ定期予防接種に町が費用助成(1,500円補助)を行い、令和6年度からは50歳以上の帯状疱疹ワクチン接種費用助成も実施しています。これらにより感染症の重症化防止を図っています。また、町民が健康診査やがん検診を受けられるよう各種健診を定期的に実施し、広報や案内により受診促進を図ることで、生活習慣病・がんの早期発見につなげています。その他にも栄養講座や運動教室の実施、健診受診者への保健指導など、健康増進につながる講習会・イベントを積極的に展開しています。
相談窓口・利用方法
町民健康課(保健センター)では、健康に関する相談窓口を設けています。保健師や管理栄養士が個別健康相談に応じており、必要に応じて訪問相談にも対応しています。たとえば、生活習慣病やメタボリック検診結果の相談、食事・栄養の悩み、こころの健康相談など、専門職が無料でアドバイスを行います。妊産婦や乳幼児の相談は町こども家庭センター「ぴっぴ」(保健センター内)でも受け付けており、母子健康手帳の発行時の面談や育児相談、教室開催などワンストップの支援体制を整えています。相談を希望する際は、事前に電話(町民健康課保健センター母子保健担当:049-296-2530)で問い合わせるか直接保健センター窓口(大豆戸183番地1)へお越しください。
関連施設・サービス
鳩山町では、町民健康課のほかにも保健・福祉に関する施設が連携して活動しています。特に「鳩山町保健センター」(町民健康課保健センター)は、健康診査や予防接種会場、相談窓口、児童健診など多様なサービスを提供する中心施設であり、上記のこども家庭センター「ぴっぴ」も1階に設置されています。また、東出張所や地域包括ケアセンターなど町内各所で健康教室を行い、住民が通いやすい環境づくりにも努めています。保健センター隣接の児童館や図書館、コミュニティセンターなどとも連携し、子育て健康講座やシニア向け体操教室を共同で開催することもあります。
地域連携・イベント情報
鳩山町では地域ぐるみで健康づくりを推進しています。町民によるボランティア組織「鳩山町健康づくりサポーターの会」があり、毎週町内各地で高齢者向けの健康体操教室を開催しています。ストレッチや筋トレ、合唱による口腔体操などを取り入れた内容で参加無料、地域交流の場ともなっています。また、行政主催のイベントとしては年1回「いきいきシルバー健康まつり」を開催し、骨密度測定や転倒チェック、地域健康教室体験コーナー、栄養・ヨガ講座、地元産品の販売など多彩なプログラムでにぎわいます。令和4年度には県内で高齢者の健康寿命が男女とも3年連続1位を達成したことを記念し、町内全体でウォーキングや健康ポイント事業を展開するなど、官民一体となった健康増進の取り組みを進めています。
参考資料: 鳩山町公式ホームページ「町民健康課業務内容」「予防接種・健康診断」「保健センター業務内容」ほかなど。