鳩山町イベント完全ガイド:4季を彩る祭り・体験・学びのすべて
埼玉県比企郡に位置する鳩山町は、豊かな自然とコミュニティの温かさが息づくまちです。年間を通じて多彩なイベントが開催され、季節ごとに異なる表情で訪れる人を迎えてくれます。本記事では、公式発表や現地レポート、地域団体の情報をもとに、鳩山町内で体験できる主要イベントを春夏秋冬に分けて詳しく紹介します。旅行者はもちろん移住を検討している方、地元住民の皆さんにも役立つ保存版ガイドです。イベント検索キーワード「鳩山町 イベント」で上位表示を狙えるよう、最新日程・参加方法・アクセスも網羅しました。
春:新緑とともに始まるワクワク体験
愛郷の里フェスタ(5月3日・4日)
東京ドーム5個分の広さを誇る里山施設「愛郷の里」では、ゴールデンウィークに合わせてグルメ屋台、ステージパフォーマンス、自然体験が融合したフェスタが開かれます。2025年は「第2回」を迎え、散策ガイドツアーやヤギのエサやり体験、キッズクラフト教室など前年よりもコンテンツが増加。朝9時に開場し、フィナーレは地元バンドによる野外ライブで締めくくられました。会場内はペット同伴可でドッグランも臨時設置され、SNSでは「鳩山町らしいのどかな雰囲気」と高評価。
わらべうたキッズマッサージ&親子ダンス教室
町保健センター主催の子育て支援企画。5月から9月まで隔週水曜の午前10時開始で、0歳から3歳の親子を対象に童謡に合わせたリズム遊びとベビーマッサージを行います。参加費は無料、定員20組で先着順。終了後には栄養士による子ども食事相談ブースが設けられ、子育て世帯の交流の場として定着しています。
春の里山ホタル観察会(6月中旬)
初夏へ向かう6月、NPO法人里山環境プロジェクト・はとやまが農村公園近くの谷津田でホタル観察会を催します。鳩山町ではゲンジボタルを含む7種類が確認されており、参加者は専門ガイドの説明を受けながら幻想的な光景に浸ります。集合は19時、参加費500円で保険付き。LEDランタンの持参が推奨され、撮影はフラッシュ禁止。毎年50人以上が応募し、町外からの来訪者も多い人気行事です。
子育て教養講座・絵本ライブ(5月30日・6月5日)
町福祉課主催で乳幼児を持つ保護者向けに開催される連続講座。絵本の読み聞かせ実演や発達に応じた遊び方紹介に加え、音楽家を招いたミニコンサートが好評です。講座終了後には保育士と個別相談ができ、リピート参加率が高いのが特徴です。
夏:太鼓の響きと夜空を焦がす熱気
滝開き2025!(6月23日)
真夏の暑さを吹き飛ばす恒例行事。農村公園の人工滝がこの日から稼働を開始し、キッチンカーや縁日ブースが並びます。芝生広場にはミストシャワーが設置され、子ども向け水鉄砲合戦やスイカ割り大会で盛り上がりました。安全管理のためライフガードを配置し、熱中症対策ブースでは無料の経口補水液が配布されています。
鳩山町商工会 納涼夏まつり(8月上旬)
中央公民館北側駐車場を会場に、踊り子連による盆踊り、地元企業の屋台、迫力の太鼓演奏が繰り広げられる夏のメインイベント。夕刻17時の開会と同時に子ども広場で「はとやま大抽選会」が行われ、景品には町産コシヒカリや商工会加盟店の商品券が並びます。2023年の来場者は約3,000人、2025年は感染症収束後初のフル規模開催が予定されており、会場周辺道路は歩行者天国化される見込みです。
コミュニティマルシェ夜市(6月・7月・8月の第4土曜)
ニュータウンエリアの空き施設をリノベーションした「鳩山町コミュニティ・マルシェ」では、夕暮れから手作りスイーツやクラフト雑貨が並ぶ夜市を月1回開催。出店者は町内外から公募され、1ブース500円という低コストでチャレンジ出店できるのが魅力です。2025年は地元高校生の起業体験ブースが新設され、若者の参加が急増。来場者にはリユース食器利用を促すなどエコイベントとしても評価されています。
ホタルと星空のナイトハイク(7月第2土曜)
農村公園を起点にしたガイドツアーで、ホタル鑑賞に加え芝生広場での星座解説がセットになったプログラム。小型LEDライトを無償貸与し、国際ダークスカイ協会日本支部の協力で光害の少ない場所を選定。参加者は手作り赤色フィルターを装着した懐中電灯で安全に移動し、最後に天体望遠鏡で木星を観測しました。
秋:黄金色の田園と文化の香り
コスモスウォーク in 愛郷の里(9月中旬)
約25万㎡の敷地をコスモスが埋め尽くす愛郷の里で、ガイドと歩く5kmのフラワートレッキング。「コスモスの花言葉クイズ」や「天空のブランコ」撮影会が行われ、フォトコンテスト応募作品は町公式インスタグラムで人気投票が行われます。優秀賞には鳩山産ブルーベリージャムセットが贈呈され、入賞作品は翌年の観光パンフレットにも掲載されるためカメラ愛好家から注目されています。
今宿八坂神社祭り囃子(10月第1土曜)
京都祇園囃子の流れをくむ無形民俗文化財。秋の例祭では煌びやかな山車と神輿が今宿地区を巡行し、笛・鉦・太鼓の軽快なリズムが町全体に響き渡ります。保存会による小学生向け囃子体験教室が事前開催され、地域文化継承の取り組みとして評価されています。夜になると提灯の灯りが揺れ、幻想的な光景を求めてカメラマンが集まります。
鳩山ハロウィンパーティ in ドライブパーク(10月30日)
近隣町と連携した仮装イベントで、キッチンカーが並び子ども向けのお菓子ラリーを実施。仮装パレードは17時スタートで、ペット部門・ファミリー部門・ソロ部門に分かれています。最優秀賞には商工会提供の商品券1万円分。ステージでは地元ダンススクールのショーや「かぼちゃランタン早作り競争」が行われ、来場者は撮影用フォトブースで記念写真を楽しみます。
冬:走り始めと光のキャンパス
鳩山町正月マラソン大会(1月3日)
農村公園発着で行われる新春恒例ロードレース。2kmファミリー、5km一般、10km競技者の3部門に分かれ、2024年は326人が完走。2025年はコースを部分改修し、給水所を3箇所へ増設。参加費は保険料込みで高校生以上1,000円、小中学生500円で記録証と完走豚汁が提供されます。完走後には地域ボランティアが振る舞う甘酒で冷えた体を温めることができ、健康祈願の初詣ランとして県内外からランナーが集まります。
東京電機大学イルミネーションプロジェクト(12月上旬〜1月中旬)
県内トップクラスの理工系大学キャンパスを舞台に、学生主体でLED約100,000球を配置。各学科の研究テーマをモチーフにした光のオブジェが並び、一般公開日は土日祝。研究棟前ではホットドリンクのチャリティ販売も行われ、売上は町の子ども食堂に寄付されます。点灯式には吹奏楽部のミニコンサートが行われ、学生と地域住民の交流機会となっています。
図書館シネマホール冬季特集(12月・1月)
鳩山町立図書館では月1回日曜にシネマホール上映会を開催。2025年冬季は介護と家族愛を描く『梅切らぬバカ』と名作ラブストーリー『心の旅路』を特集上映し、鑑賞は無料・申込不要です。上映後には司書による関連図書の紹介コーナーが設けられ、読書と映画を結ぶ文化プログラムとして定着しています。
スポーツ&健康イベント:体を動かしてリフレッシュ
比企地区グラウンドゴルフ大会(5月13日)
梅沢運動場で開催された大会には108人が参加し、鳩山町チームが準優勝を飾りました。会場には高齢者向け健康相談ブースや地元農産物直売コーナーが設けられ、観戦者も楽しめる一日となりました。秋には小学生大会も予定され、道具は主催者が用意するため初心者も参加しやすいイベントです。
石坂ゴルフ倶楽部オープンコンペ(5月30日)
東京ビルメンテナンス協会主催のオープンコンペが石坂ゴルフ倶楽部で開催され、一般参加枠も設けられています。参加費にはプレー代が含まれ、参加者には町観光協会提供の記念タオルが配布されました。丘陵コースの起伏ある18ホールでプレー後は表彰式と地元食材を使ったビュッフェを楽しめます。
乳児健診・健康診査(毎月第1金曜/第3火曜)
町保健センターでは毎月第1金曜に乳児健診、第3火曜に成人向け健康診査を実施。乳児健診では身体測定、医師診察、歯科相談をワンストップで受けられ、助産師による授乳講座も併設。成人健診は予約制で、結果はマイナポータルで閲覧可能。健診受診でポイントを貯めると町内施設利用券がもらえる制度も好評です。
かんちゃんファーム体験農園ホタルを楽しむ会(6月下旬)
有機農園「かんちゃんファーム」で収穫体験の後、隣町のホタル祭りへ合同バスで移動し、田園地帯のホタルを鑑賞します。じゃがいも掘りやプチトマト収穫のおみやげ付きで、体験料にはバス代と保険が含まれています。
農村公園ウィンターそりゲレンデ(12月下旬〜2月)
公園北側の丘に人工芝そりゲレンデを期間限定オープン。そりは無料貸出、夜間はイルミネーションが点灯し、家族連れで賑わいます。週末にはスノードーム作りワークショップやドローン空撮体験会も開催され、温かい焼き芋キッチンカーも人気です。
ニューイヤーマーケット at コミュニティマルシェ(1月6日)
正月明けのマーケットでは農家の新春野菜福袋や商店のおみくじクーポンが並びます。書道パフォーマンスや餅つき実演のステージ、ワークショップとしてハーバリウム作りや木工体験も同時開催。つきたて餅の振る舞いもあり、幅広い世代が楽しめます。
通年で活用したい情報源
鳩山町イベントカレンダー
町公式サイトのカレンダーでは、子育て教室、健診、図書館イベントなどをカテゴリ別に検索可能。会場地図や申込フォームへワンクリックでアクセスでき、スマホカレンダーへのリマインダー登録機能も搭載しています。
図書館「子ども人形げきじょう」シリーズ
図書館視聴覚室で年間3回開催される人形劇サークル「トムテ」の公演は予約不要・入場無料。演目終了後には子ども一日司書体験の案内が行われ、体験型の教育プログラムとして人気です。
アクセスと参加のヒント
主要会場の農村公園と愛郷の里へは東武東上線坂戸駅北口から川越観光バス「鳩山ニュータウン行き」で約25分、駐車場は普通車約200台分を完備。夏まつりとマラソン大会には中央公民館発の臨時シャトルバスが10分間隔で運行。コミュニティマルシェとイルミネーションは町内循環バス「さぎ山」の停留所が最寄りです。イベント参加時には熱中症対策や防寒具を忘れずにお出かけください。
まとめ
鳩山町のイベントは自然体験、伝統芸能、健康増進、地域交流の要素がバランスよくそろい、世代を問わず楽しめるラインナップです。春の愛郷の里フェスタから冬のイルミネーションまで、四季折々の魅力を存分に味わっていただけます。公式カレンダーで最新情報をチェックし、親子連れ、友人同士、一人旅でも鳩山町の温かいおもてなしを体験してみてください。